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寺院墓地での墓じまいは意外と難しい?お寺の墓じまいについて徹底解説いたします!

記事作成日:2018-05-18

お寺の墓じまいって難しい?どんなトラブルがある?お寺にはどう言ったらいい?

今までお世話になったお寺様に墓じまいをしたいというのは何だか気が引ける。そんな方の為にお寺墓地での墓じまいについて徹底解説していきます。

 

 

1.そもそも寺院墓地とは?

 

寺院墓地とは名前の通り、お寺などの宗教法人が所有・管理運営している墓地の事であり、主に寺の敷地内にあり、そのほとんどがお寺の檀信徒の為の墓地となっています。

日本は仏教徒が全体の80%を占め、国民の約5人に4人は仏教徒になっています。その為、先祖のお墓がお寺の境内墓地にある方も多く、

墓じまいの際はお寺に墓じまいの許可を出して貰わなければなりません。

 

2.お寺にあるお墓を片付けたい人の理由TOP3

 

 

1位:お墓を継承する人がいないから

墓じまいガイドにご相談いただく寺院墓地での墓じまいで最も多い理由です。「代々お墓を大切に継承してきたけど、娘しかいないのでお墓を守る人がいなくなる。」のようにお墓を継承する人がいなくなるとお墓は無縁墓となってしまします。そうならない為に墓じまいをして永代供養を選択される方が増えてきているのです。永代供養と一言で言っても様々な種類があり、個別に安置する方法や共同の納骨室で安置する方法(合祀)など事前に調べておく必要があります。

 

2位:お墓が遠くていけないから

お墓の場所が遠く離れており、年に一回程度しかお墓参りに行けない方が多くいます。「もっと近くにあればお墓を管理できるのに・・・」そういった理由で改葬(お墓の引越し)をされる方が増えているのです。改葬には移転先の墓所を用意しなければいけないので、墓じまい料金+移転先の墓地費用+墓石費用が掛かってきますので事前に総予算をしっかりと決めておくことが大切です。

 

3位:お寺との関係を無くしたい(離檀)

代々お世話になっているお寺との関係を無くしたいと相談される方が少なくありません。その理由は「祖父の代からお世話になっているけど、毎年の護持会費やお布施を払いたくない」などの金銭的な理由。「両親・祖父の頃からお寺と揉めている」といったトラブルによる理由。そしてもう一つは「宗教に興味が無く、お寺に対する思いも無い」という宗教的価値観による理由。以上のような理由からお寺との関係を無くしたいと相談される方が増えています。

 

 

3.誰にも聞けない!お寺での墓じまいをする手順

お寺にあるお墓を片付けるにはどういった手順が必要なのかを解説いたします。

STEP1. まずはお寺のご住職に相談する

まずはお寺のご住職に墓じまいの相談をしましょう。その際には必ず明確な理由を決めておくことをおススメします。例えば、「後継ぎがいないからお墓を閉じて永代供養したい」や「お墓が遠くてお参りにくることが難しいから家の近くに引っ越したい」などが挙げられます。しかし、お寺と随分前から疎遠になっており、直接会って話すのが気まずい場合や、遠方で行くことが難しい場合は手紙などで連絡するのも良いでしょう。ここで気を付けたい場合はいきなり第三者の業者や士業の先生からお寺に連絡することです。なんの前触れもなく、いきなり知らない人から墓じまいの通達を受け、ご住職が困惑しトラブルの原因につながるケースがあります。ですのでこういった場合はしっかりと、自身でご相談しておくことをおススメいたします。

 

STEP.2  新しいお墓を準備する

墓じまいをした後のお遺骨の納骨先を決めていきます。今の菩提寺に永代供養などがあり、そこに入りたい場合はご住職に相談してみましょう。違う場所に移転する場合は、一般墓(継承されていく従来のお墓)もしくは永代供養(納骨堂や樹木葬)など事前に下調べをして自分と家族に条件がある物件を探しましょう。

 

STEP.3  墓じまいをお願いする業者を探す

新しい移転先の墓所が決まれば、実際にお墓を解体してもらう業者を探します。墓じまいの業者は石工事のプロである石材店にお願いします。場合によってはお寺様が指定した石材業者しか施工できない場合がありますので事前にご住職に確認しておきましょう。また、改葬などで必要な手続き等もお願いできる業者に相談してみましょう。改葬手続きは厳密には石材店ではできません。行政書士などの士業の先生にお願いする事が基本です。墓じまいガイドではこれらの業務をひとつの窓口でお引き受けすることが可能ですので、墓じまい~手続きでお困りの方はコチラからお問合せくださいませ。

 

STEP.4  お遺骨の取出し~お墓の解体~移転先へ納骨

今のお墓からお遺骨を取り出す前に閉眼式と呼ばれる、お墓に入っている魂を抜いてもらう法要をしてもらいます。この場合、菩提寺であるお寺の住職にお願いします。寺院墓地の場合は基本的にお坊さん派遣などのサービスは利用できません。閉眼式が終わればお墓に入っているお遺骨を取り出していきます。そしてお墓を解体し更地に戻して完了となります。

 

4.お寺が離檀料を求めてきた?

よくテレビや雑誌で墓じまいをして、お寺の檀家を抜ける時にお寺から高額なお布施を請求されたというニュースを目にします。では離檀することで一体いくら掛かるのか?そもそも離壇料は必要なのか?気になるお金の事についてご説明いたします。

 

実は離壇料という言葉は無い

よくある離檀料という言葉ですが、厳密には離壇料として請求されるというようなケースはほぼありません。中には檀家を抜けるのならこれだけお布施を包め!というお寺もあるのかもしられませんが、そんな事はかなり稀なケースです。読経のお布施についてもそうですが、お寺から〇〇円くださいなど言うケースはほぼ無く、法要に対してのお気持ちをお渡しすることが本来のお布施の定義なのです。したがって金銭的な請求書や契約書などは無い場合が多く、ほぼすべてのお寺で読経に対する定価や離壇による定価などはないのです。

 

万一、離壇料が請求された場合

万が一、お寺様から〇〇円を支払えなどというケースがあった場合、どうすればよいか?これには宗教的な価値観も人それぞれだと思いますので、一概には言えませんが、今までお世話になってきたお寺だから払おう!と思うのも良し。なんでそんなに払わないといけないの?払いたくない!と思うのも良いと思います。そもそも前項で申し上げたように、お寺には明確な定価は存在せず、離壇の場合の請求権もないのです。したがって、もし裁判などになった場合はお寺さまは不利な立場になるのです。裁判などで揉めそうになった場合やどうしても支払いたくない場合は、弁護士さんなどに相談することをおススメします、

 

離檀料は今までお世話になったお寺へのお布施

離檀料はいままでお世話になったお寺様への感謝の気持ちです。その価値観はひとそれぞれですから全く払わない方もいらっしゃれば、十分過ぎるほど包まれる方もいます。無理の無い範囲で少なからずお渡しすることをおススメいたします。

 

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